History
メンズファッションのトレンドを予見し注目を集めたパンセレラ。
パンセレラ社は、イギリス中部に位置するレスターで1937年に創業した高級ソックスメーカーです。
創始者であるルイス・ゴールドシュミット氏は、紳士用のファッションが軽量化していくにつれて、ソックスも軽いものがトレンドになると予見し、
世界で初めてベントレー機械を加工したファインゲージ・ソックス工場を設立し、注目を集めました。
パンセレラ・ソックスの特徴は"Fine Linked Toe"と呼ばれるつま先の閉じかがり仕上げ
にあります。
この工程を行うことにより滑らかで柔らかな均一した繋ぎ目に仕上げていきます。
そのため、履いたときの繋ぎ目のゴロつき感がなく、足にぴたっと吸い付くよう履き心地が得られます。
また使用される糸はすべて同社独自の仕様で撚られた糸で、スーパーファインメリノウール、エジプト綿、シルク、カシミヤなど、
選りすぐった品質のものだけを使用して作られています。
連綿と受け継がれる伝統を守り続ける。
現在多くのメーカーが生産効率を上げるため、合理的な縫い合わせ方式を採用しているなか、
パンセレラ社のような生産性よりも品質を重視する姿勢は年々稀有な存在になってきています。
しかし、このような高品質な製品作りの姿勢により、今や英国のハロッズやセルフリッジをはじめ、
主要なメンズショップのほとんどにパンセレラの製品が並べられ、
紳士ソックスのマーケットリーダーとしての地位を揺るぎないものとしています。
また、英国内はもちろん世界各国へと市場を広げ、総生産量の2/3が輸出用となっており、
欧米や日本などでも数多くのファンを獲得しています。
パンセレラの創始者ルイス・ゴールドシュミットの哲学は現在も熟練スタッフによって受け継がれており、
なかには何世代にもわたり働いている従業員もいます。
生産現場から販売に至るまで、高い品質の製品が確実にお客様の手に届くよう、すべてのスタッフが責任を持って取り組んでいます。